穴あけ治具のビビり2015年02月02日

穴あけ治具のビビり

kbm animation 牧野謙さんからの、ボール穴あけ冶具に関するご指摘@JHスタジオ。

「穴をあけると、ドリルビット先端のブレで冶具側の穴が拡大する。するとボールのおさえが甘くなり、ボールが空回りしてしまう。結果的にボールへの穴あけができなくなる」

というもの。
そういえば、以前同様のことをいっていた方もいました。それで関節制作をあきらめたとか。
(Aさん、あなたのことです)

唯一の回答は

「空回りしたら一度ボール盤を止め、冶具のねじを締めなおす。そして再び作業を開始する」

ねじの締め直しは、治具の位置を変えずにおこないます。そのため、ねじは六角ねじにしておきます。L型六角レンチの短い方を使えば、ドリルチャックからぶら下がっているドリルビットにじゃまされずに、ねじ締めができるからです。

最初はわずらわしいかもしれませんが、冶具はいづれなじんできて、使い勝手が良くなってきます。詳しく書くと(画像参照)、

ボールと冶具の縁は最初は線接触ですが、空回りにより接触部が摩滅して、面接触になってきます。ビビったドリルビットの到達範囲のやや外側に、ボールの回転を抑える部分ができてくるのです。やがてその把握力は、ドリルビットの穿孔運動においそれとは負けなくなります。
その意味では、初期の空回りは必要であるともいえます。

もし最初からボールの空回りをさせたくないときは、皿もみドリル等を使い、冶具側に軽度の皿もみをしておくとよいです。