FLBL 7 / 基本手順(4)2016年10月01日

合成結果(別バージョン)

合成結果は最初にみせてしまったので、アングル違いの完成画像をのせます。
SFメカの撮影素材がフィルムだったのに対し、背景はデジカメによるものです。両者に適当にノイズを加え、なじませています。

つづく

FLBL 8 / ヒカリもの(1)2016年10月02日

ヒカリもの 素材撮影

合成するミニチュアの塗装は暗めの艶消しに限ります。明るめ・艶ありだと、ミニチュアの縁が背景の白板の光を拾ってしまい、マスクの縮小が起こります。

それでも、「ヒカリもの」を撮らなきゃいけない場合もあります。

これは「「野田昌宏の宇宙旅行史<曙編>」」(アスキー出版局)のオープニングムービーで使用した、コメット号のテスト撮影です。(ミニチュア制作・菊池紅一郎)

写真上:フロントライト・バックライト同時点灯。

写真下:フロントライト消灯。

写真下ではミニチュアの縁を2箇所拡大しています。(上部・下部の黄色枠)
上部黄色枠ではマスク縮小がおこっています。このままでは使えないので、写真上を参考にするなどして、不足部分を手作業で補わなければなりません。コマ撮りなので相応のコマ数がありました。当時は泣きながら修正していました。

一方、下部黄色枠のように、修正なしで使える部分もあります。この違いはどこから来るのでしょう? それは、該当部の周辺で、白板が占める面積です。つまり・・・

つづく

FLBL 9 / ヒカリもの(2)2016年10月03日

金属球のマスク撮影

ピカピカの金属球をマスク撮影するとします。

図左:

大きな白板の前に置いた金属球では、光の反射や回り込みで、金属球の縁部分が光り、マスク縮小がおこります。

図右:

白版を縮小していくと、反射と回り込みは減少していきます。最終的には、カメラから見た白版の大きさを、球より少しだけ大きい状態にします。パッと見、金環日食のようなものです。このとき、マスク縮小は無視できるほど小さくなります。
(右下のカメラから見た画で、白板部分の周辺がぼけているのは、カメラのピントが金属球の縁に合い、白板の方ははずれているからです)

つづく

FLBL 10 / ヒカリもの(3)2016年10月04日

「金環日食」

解決策では、意図的に「金環日食」をおこします。
「カメラからみたときに、ミニチュアより少しだけ大きいだけの白板」をつくればいいわけです。
・・・って、それって、ものすごく面倒です。

撮影のたびに白板を切り抜いたり、黒マスクで覆ったりするのは大変!
なので、白板をPC用のディスプレイ・モニターで代用します。
ディスプレイ・モニターは白板とことなり、太陽のように自ら発光します。より金環日食っぽくなってきました。

つづく

FLBL 11 / ヒカリもの(4)2016年10月05日

シルエットA / 反転シルエット

単純にやるなら、ディスプレイ・モニターに Photoshpp や Illustrator のワークスペースを全画面モードで映し、黒バック上に白領域を描きます。黒白の境界は、カメラのライブビューからみて、ミニチュアのちょっと外側にくるようにします。

ここでは Director で簡単なアプリ(white.exe と msk.exe)をつくり、白領域表示を半自動化しました。

カメラ、ミニチュア、ディスプレイ・モニターをセットしたら、

(1)ディスプレイ・モニターを white.exe で白一色にし、マスク縮小を気にせずにシルエットAを撮ります。(写真上)
 白一色といいつつ、青っぽく写っているのは、色温度をミニチュア照明のタングステンに合わせているからです。

 ミニチュアやカメラは配置を変えずそのままにしておきます。使ったコンデジは触らずに済むように、無線LAN対応のSDカードをさし、撮影データはPCに自動転送しました。

(2)Photoshop でシルエットAの不要部(突き出し棒のシルエットなど)を消去し、さらに白色化・ハイコントラスト化・白黒逆転し「反転シルエット」をつくります。(写真下)

つづく

FLBL 12 / ヒカリもの(5)2016年10月06日

シルエットB  / ノーマル画像

(3)msk.exe を使い、ディスプレイ・モニターに反転シルエットを表示します。アプリでは、画面上で反転シルエットの移動、拡大縮小、回転ができます。
 ライブビューからみて、ミニチュア自身のシルエットと重なる部分に反転シルエットの輪郭を重ねます。左右同時クリックすると反転シルエットの白領域がじわりと広がり、ミニチュアのシルエットを包みこみます。「金環日食」状態です。これを撮影し、シルエットBとします。(写真上)

シルエットBと、前回の写真上、シルエットAと比べてみてください。シルエットBではマスク縮小がなくなっているのがわかります。

(4)アプリでディスプレイ・モニターの画面を非表示(黒画面)にし、フロントライトを点灯して、ミニチュアのノーマル画像を撮ります。(写真下)

つづく

FLBL 13 / ヒカリもの(6)2016年10月07日

合成結果(別バージョン)

合成結果は 2014年01月22日付の記事 に既掲載です。ここでは別の写真をのせます。

合成写真のステレオグラムで、マスク修正を手作業でおこなうのは大変です。大概は左右のマスクの抜け方が不統一となり、鑑賞時にチラツキがおこります。
機械的にマスク生成ができるこの方法は、ステレオグラム向きともいえます。

つづく

FLBL 14 / ヒカリもの(7)2016年10月08日

合成結果(別サンプル)

もうひとつ別のサンプルです。
金色に輝くペガサスのアーマチュア。コメット号と比べ輪郭は複雑ですが、マスクは半自動作成なので、コメット号と同じレベルで扱えます(合成にかかる時間が変わりません)。

写真下で一部拡大してます。完璧に抜けているのがわかります。

Barnaby Dixon2016年10月09日



なにこれステキ!

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最新版「モンスターメイカーズ」2016年10月10日


モンスターメイカーズ 増補改訂新装版

Amazon のおすすめに出てきた本。なんでこんな古い本がと思っていたら、2回目の増補をおこなった最新第3版でした。
1回目の増補は2000~2005分。
2回目となる今回は2006~2015分。
どちらの増補もハリーハウゼンの動向からはいるのはこの世界の性・・・
ソリモンの 「シンドバッド新たなる航海」 も好意的に取り上げてます。
とりあえず増補分は読了。本編部分も何回目かの再読といきますか。