二連関節考(『二連膝』改題)その32017年02月15日

足の付け根の二連関節

話が広がってきたため改題しました。


二連関節を足の付け根に使う。
海外キットでもたまにあります。特に新規参入キットではありがち。

なぜそうなるのか。二連は一連より作りやすいからです。
その種のキットで、足の付け根以外の関節をみると、すべてが二連関節で、どこにも一連関節を使っていないことがわかります。

二連は一連で必要な、ソケットプレート間のスペーサーが不要です。
特にボールサイズが複数あると、一連関節ではそれぞれのサイズ用のスペーサーを作らなければなりません。スペーサー不要の二連関節なら、生産コストが下げられます。

しかし足の付け根に使う二連関節は、飽くまで代用です。

仮に、SM-005アーマチュアキットで作った人体の足の付け根に、二連関節を使うとします。(図参照)
左側が従来の一連関節、右側が仮の二連関節です。
右の二連関節のほうは、太ももの途中に、本来は存在しない関節をもつことになります。
アニメーターはこの部分をごまかしつつ、アニメートしなければなりません。

足の付け根に二連関節を使っているようなキットは膝も二連のはずです。アニメーターの注意力はさらに分散します。

つづく