「JUNK HEAD」先行上映(再掲)2017年06月01日


長編SFストップモーションアニメーション「JUNK HEAD」の先行上映がいよいよ近づいてきました。6/25日(日)、秋葉原UDXシアターにて上映。お見逃しなく!

ブログに詳細追記されました。

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公式サイト

http://www.yamiken.com/

短信2017年06月02日

新板ヒンジ関節

4ミリ径におさまる保持力の強い関節をつくらなければならなくなりました。
これはもう板ヒンジしかありません。通常板ヒンジは複数の支点が出現するため動きにガタツキがでます。(特に、屈折方向が逆になる瞬間に)
というのは回転軸でもある締めねじと、締めねじが通る穴の間にアソビ(マージン)があるためです。アソビをなくすとガタツキは減りますが、ねじが緩みやすくなります。

この板ヒンジでは関節軸とねじ穴を2つに分け、関節軸のアソビをなくしました。これで夢の(!)ガタツキのない板ヒンジができました。

板ヒンジ関節の切り欠き2017年06月03日

板ヒンジ接触域

短信で板ヒンジ関節がでたついでに、切り欠きの解説を。
板ヒンジ関節の

一枚板のほう(凸側)を黄色
コの字型のほう(凹側)を緑色

とします。

図左上から右へ:

凸側と凹側を組んでまげていきます。
両者の接触面をウグイス色で示します。関節を曲げていくと、ウグイス色の面積が増します。曲げれば曲げるほど関節の保持力は強くなります。保持力の変動はアニメートに不便です。

図左下から右へ:

凸側の一部に切り欠きをつくります。この関節を曲げていっても、ウグイス色の面積はほとんど変化しません。保持力は変わりません。

切り欠きがなくても、90度屈折まではウグイス色の面積はほとんど変わりません。たとえばつま先の関節等では、切り欠きはいらないでしょう。

切り欠きをつくらずに凸側部品の両側に2枚のワッシャ(もちろんドーナツ型)を入れる方法もありますが、小型関節ではかさばりそうです。

パペット固定 その32017年06月04日

四角パイプ具体例

四角パイプ法の具体例。

XY方向の四角パイプをアーマチュアに組み込んでいます。
四角柱は、2連ボール&ソケット関節のボールの片方と接続しています。四角柱にはいもねじが内臓されており、ボールの穴に六角レンチを差し込んで締めます。

つづく

短信 その22017年06月05日

新板ヒンジ関節2

短信の板ヒンジの考え方をフエン(敷衍)し、2つに分けた軸をふたたび1つにまとめました。しかもガタツキを起こさずに・・・! 要はマージンのあるねじ軸と、マージンのない関節軸を、あるトリック(いづれ書きます)で1つの穴に共存させることでした。

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス(1993)』以来あこがれてつつマネできなかった、メリック・チェイニーの板ヒンジ関節にせまれた気がします。おそらくチェイニーとは違った手法で。これもある種の 『メトセラの子ら』 でしょうか?

オオカマ打ち止め2017年06月06日

オオカマキリ(2017)とハラビロカマキリ(2016)

上写真、最後のオオカマが孵ってしまいました。
下写真は昨年撮ったハラビロです。このとき

・さなぎ状の形で卵嚢から飛び出し
・尻の一本糸でぶら下がり
・子カマの形になっていく

というプロセスをちゃんと撮れなかったので、今年はそれ用のリグまで用意して待っていたのですが。

来年に期待。

クエイ兄弟展2017年06月07日

松涛美術館の クエイ兄弟 ―ファントム・ミュージアム― いってきました。

アーマチュアは「MASKA」のクリーチャーのものがありました。昔セマフォルのサイトに写真が載ってたやつです。セマフォル製ゆえシカケもよくできてます。
確認できた球径は3.175ミリ、4.7625ミリ、6.35ミリ。ボールもソケットプレートもロッドも銀色。おそらく皆ステンレス。ねじは六角ねじと、細いところはマイナスねじ(!)。一連関節のスペーサー部分は真鍮丸棒。

他に外注部品を自分たちで組んだと思われるアーマチュアもあったのだけど、セオリー的には「?」。あの部位にあの関節の方向? まあもともと雰囲気優先で組んでるみたいだし、あれはあれでいいのでしょう。

「スター・ウォーズ 忠誠」2017年06月08日

「スター・ウォーズ 忠誠」

スター・ウォーズ 忠誠 」。

日本語で読めるティモシィ・ザーンのSWスピンオフ小説はこれが最後。 他は文庫だったのにこれだけは単行本で上下各冊定価1500円、しかも絶版。中古でもプレミアがついていて、定価以上の価格。長いこと躊躇してたけど、これしか残ってないのでしょうがなくて買いました。

スピンオフ小説で不思議なのは、読んでいる最中イメージするキャラクターの顔が映画と同じになるというもの。映画にでてこない小説オリジナルキャラは、表紙に描かれていればその顔になります。だから実写風のキャラ(ルークやソロ)と、イラスト風のキャラ(マラ・ジェイドやスローン)が頭の中で共演します。
ジョージ・カーダスが出てきたときなど、編集者のシャレで表紙絵のカーダスがジョージ・ルーカスの風貌をしてたため、SW世界にルーカスが出てきてしゃべくるという(飽くまで頭のなかのイメージ)、一種奇妙な経験をさせてもらいました。

ただし本作の核となる5人のストームトルーパーは顔が浮かびませんでした。イラストがトルーパーの扮装だけで、地顔が描かれてなかったからでしょう。同じような境遇にあって一体に動くキャラなのに風貌や性格の描写がなく、名前しか見分ける指標が無いのでかなり混乱しました。

あとはスローンが正史に組み込まれた、ザーン新作の翻訳をまつだけです。

先端ニードル with SM-0052017年06月09日

先端ニードル with SM-005

アーマチュアキットSM-005のリグ固定のさい、パペットの一部にバルサやコルクを仕込んでおけば、 SM-005専用固定具 を使わずに、先端ニードルだけで固定が可能。

・・・というのは頭の中ではわかっていたのだけど、具体的に注文があったので一応テストしてみました。
はい、できました。ただし先端ニードルに仕込んだ関節はパペットの重心から離れて位置するため、専用固定具に比べより強い力がかかります。ガワがつけばパペット全体が重くなり余裕がなくなることも想定し、ボールサイズを専用固定具の4.7625径より一回り上の6.35ミリ径にしました。

テストなので、バルサは腰関節を気にぜずにサンドイッチしてるだけです。腰関節まで意識した仕込み方はオカダシゲルさんが過去に作ってくれたサンプルムービーを参考にしてください。


「JUNK HEAD」先行上映(再々掲)2017年06月10日


長編SFストップモーションアニメーション「JUNK HEAD」の先行上映、6/25日(日)、秋葉原UDXシアターにて。
ブログで観劇時間帯アンケート実施中です。
結果を見ると、2回目以降、特に最終回が狙い目のようです。

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