鉛の足っぺた加工 その22017年07月01日

鉛の足っぺた加工手順2

足首の関節位置をさらに低くしたいとき。ボール&シャフトを鉛板上のフランジナットに固定する、第二のナットがはいらないくらい低い位置に、ということです。

ボール&シャフトをフランジナットに直に半田づけします。
前回の(8)までの手順でできたものに半田づけすれば楽です。
・・・というのにたまたま気づいたので、続編を書いてます。

写真順と説明の番号は対応しています。

(1)作業台は前回と同じ薄い金属板です。今回は、鉛板底のねじ穴から漏れた半田が金属版にくっつく可能性があるので、金属板が真鍮・鉄・ステンレス等の場合は上にアルミホイルを敷きます。私が使ったコの字型端材はアルミなので、そのまま使いました。
 写真はありませんが、コの字型端材の裏には、前回(3)と同じくボール紙とネオジムが張り付いています。
 半田は短く切り、M3ボルト径にはまるようU字型にしておきます。

(2)U字型半田をボールの襟首にはめ、フラックスを一滴たらします。光の加減で写真がちょっとわかりにくいですね。

(3)ガストーチの炎をしぼり、フランジナットとボールの間を狙って加熱します。鉛に熱が行かないように、真横からあてます。コの字の作業台では、コの字の横壁があるほうからあてると、ネオジムのある裏面に炎が回りません。

(4)この場合に限らず、ボールを加熱したときは熱いうちに水にいれてはいけません。自然冷却を待ち、水と金ブラシで洗います。完成です。鉛板を必要な大きさに切って使います。

『ルドルフ』のサンタ(ズ)2017年07月02日


東京国立近代美術館フィルムセンターで開催中の
「人形アニメーション作家 持永只仁」展。

http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/mochinaga/

これに『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』のサンタ人形が展示されてるのですが、あれって以前海外で修復されたのと別のバージョン? と 前に書きました。

はい、そうらしいです。下記URLにサンタのパペットは複数存在していたとの記述があります。

http://enchantedworldofrankinbass.blogspot.jp/2017/05/exclusive-yes-virginia-there-is-santa.html?spref=fb

実物2体を並べてみてみたいものです。生誕100年展で是非。

パペット固定 仕切り直し2017年07月03日


まえに 「パペット固定」 をのせはじめましたが、その3までいったところでHDDがクラッシュしてしまい、用意していた画像がとんでしまいました。
このネタ、お客様に聞かれて、ひととおりまとめて答えたものが大元になってます。先様にメールに添付して送信した画像だけは残ってたのでここに載せます。

このうち

(2)スリット型
(3)ニードル型

についてはすでにかきました。

(4)六角棒型

「キット用・新固定具」 で同型のものを扱っています。

(1)は一番原始的なものです。いづれあらためて取り上げます。

おかあさんといっしょ2017年07月04日


NHK Eテレ 「おかあさんといっしょ」 の こんげつのうた、

「ぱんぱかぱんぱんぱーん」
作詞・曲 水野良樹
イラスト:長谷川貴子

の放映がはじまりました。
拙作アーマチュアと戦車が使われています。
アニメーション制作はクモトリさん。下記webサイトに情報がのっています。

http://qmotri.jp/

鉛インゴットバリヤー2017年07月05日

透明パッケージ

リグのオモリに使う鉛インゴットは、あちこちのホームセンターでみかけます。
ハンズの刻印入りインゴットのようなオリジナルものは、いつ絶版になるかわからないので、なるべくメジャーなものを使いましょう。

鉛インゴットは直に触ると手が汚れ、鉛色がパペットにうつります。インゴットを裸のまま装置に使うのは避けたいところです。

対策としては

 買ってきたときの透明パッケージを剥かずに、そのまま使う

というのがあります。私の最初期の戦車でやった方法です。国際アニメフェアの白組さんのブースでみかけたやりかたをパク・・・いや、にインスパイアされました。

新品でも透明パッケージがはがれていることがあります(特にハンズ)。店頭で状態のよいものを吟味して買ってきましょう。

「極細関節」復活2017年07月06日

復活版「極細関節」

2008年ごろ、鳴り物入り(?)で発表した「極細関節」(写真上)。今の視点からみると全然「極細」ではありません・・・
初期の目安棒の先端関節用に量産したのだけれど、時期をおかずにもっとコンパクトなものが作れるようになり置き換えたので、「流用」箱にお蔵入りとなっていました。

先ごろ求めらた仕様がたまたま「極細」に近かったため、改造のうえ復活させました。(写真下)
パペットの肩関節に使われるそうです。

「JUNK HEAD」ワールドプレミア2017年07月07日


今夏カナダで開催される「第21回ファンタジア国際映画祭」で、「JUNK HEAD」がワールドプレミア(インターナショナルプレミア)されるそうです。

http://www.fantasiafestival.com/festival/en/2017/films-schedule/films/565

JUNK HEAD 公式サイト

http://www.yamiken.com/

流用箱のジレンマ2017年07月08日

不良接続具

「流用」箱には以下のものがはいっています。

・予備に作ったけど使わずに済んだカスタム部品
・試すためにだけ加工した部品
・設計図なしにノリだけで作ってしまった部品
・中間的な試作品で、記録として残しておかなくていい部品
・寸法をあやまったけど機能的には問題の無い部品
・バージョンアップで不要になった旧作部品

流用品は一律 X の低価格で提供しています。

が、関節系の部品はそのままでは使えないものがほとんどです。流用のために加工するとあたらしい工程が発生してしまい、その加工料 Y を加えると、新しいものを最初から作ったほうが安いということがままあります。
これを称して「流用箱のジレンマ」とします。
(先日の「極細関節」は、工程を加えても安くなった稀有な例です)

しかし Y が派生しない場合があります。ボランティアで作ることにしたときです。相手が個人作家さんや、学生さんであるときなどが該当します。制作応援の意味をこめて、Y が派生しません。
予算が無い自主制作等では「こんなのない?」と(私に)聞いてみるといいかもしれません。

ああ、今日もやってしまいました。(写真)
互いに120度の位置にあるべきねじが150度になってしまいました。「異形」のラベルをつけて「流用」箱に放り込むことにしましょう。

鉛は関節の潤滑油 Season 32017年07月09日


生産から半年や1年を経た真鍮関節は、制作直後より関節の動きがよくなる。

・・・というのは昔から感じていたことです。
しかし半年~1年というスパンで、比較実験をするのは難しいです。

長期放置した真鍮関節は、色が褐色になります。真鍮の自然酸化です。
もしかして、真鍮酸化と関節の滑らかさとの間には、因果性が・・・?

真鍮は銅と亜鉛の合金です。鉛は銅・亜鉛とは別に、合金中に単体の小粒で分散しています。これが真鍮加工時、刃物にたいする潤滑効果をもたらします。鉛の含有率をわざと増やして加工しやすくした、快削黄銅(黄銅=真鍮です)というものがあるくらいです。


以下、オレ説。

真鍮球の表面が酸化すると、もろくなる。もろくなった部分がボール&ソケットプレートの摩擦で剥がれると、いっしょに鉛成分も剥がれ、真鍮球表面に分散する。これが、関節の潤滑油として作用する・・・?


思い当たるフシはあります。
しばらく(1週間程度でも)使わない真鍮関節は、初動時に一瞬のひっかかりがあります。動かしつづけていると、元の動きを取り戻します。これは

 真鍮酸化で動作阻害 => 摩擦で酸化物剥離 => 鉛放出で潤滑

というサイクルが、小規模に起きているのだと思われます。

マイ・デンジャラス・シティ2017年07月10日

路傍の廃車

地元のシネコンに行く途中、高速の高架下の一般道に遺棄されている車を発見。ナンバープレートがはずされてるのは想定内なれど、リアウィンドーのこれって・・・

ちなみに観にいったのは『ジョン・ウィック:チャプター2』。シンクロニシティですか?
映画では冒頭のカーチェイスで何台もがボコボコになるけど、同じ位置に弾痕のある車はなかったです。