アップリフター その22017年08月08日

アップリフター

本撮影においては、マリオネーションを装った糸は、両腕・両肩に結び付けられていました。
(アップリフターには足用のヒートンもつけておきましたが、現場の判断で使われませんでした)

写真を再見してください。前回書いたように、腕(左腕)です)からきた糸の先には「軽量の」オモリがついています。
一方、横に目を移すと、右肩からきた糸の先には軽量とは思えないオモリが下がっています。
(なお、左肩右腕のオモリは写真からはみだしています)

肩からきた糸に対しては、重めのオモリをつけることで、糸をピンと張らせるだけではなく、パペットの自重を支える機能ももたせています。

マリオネーションのふりをしない、通常のパペット撮影においても、この手法は使えます。重く作りすぎてしまったパペット――足首関節だけで自重を支えられないような――を救済できるのです。
機材の呼称を「マリオネッター(マリオネーションをよそおうもの)」でなく「アップリフター(つりあげるもの)」にした所以です。

アップリフトに使うときは、糸をブルーやグリーンにします。
あるいは、パペットとの接続部だけをタングステン線にします。タングステン線がねじれないように、タングステン線と糸との接続部には、よりもどし(サルカン)を入れます。

つづく

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