ワイヤーコアモジュール その32017年10月01日

胸用コンパクト版

パペットの胸の容積の関係で、部品径を12ミリ径におさめなければなりません。
首(腰に直列)・両腕用の4ミリ径のパイプ3本をタテ挿し。・・・となると4×3=12となり、3穴が直列並びではけっして収められません。薄くても境界の壁はいりますから。

そこで真ん中の首用の穴を背中方向にずらし、両側の腕用の2穴を互いに近づけます。なんとか12ミリ径に収まりました。

部品材料は12ミリ径丸棒です。丸棒の前面は削って平らにし、パイプを固定するいもねじ穴を3つあけます。パイプが遠いため、真ん中のいもねじ穴だけは深くなります。

つづく

戦車プチ変更 その42017年10月02日

ダイヤルゲージの上部接続

ダイヤルゲージをツマミのついたほうのピニオンギヤに直列すると、目盛りの読み取りが上部と側面からできるようになります。こちらのほうが使い勝手は良いです。

欠点は、XY軸微動をすべく2つのギヤモジュール同士を接続するときに、専用接続具がダイヤルゲージにあたってしまうことです。過去に専用接続具を購入されたかたはいませんから、実質被害はありません。ただ、仕様の不整合は制作者として気持ち悪い。

・・・と思ったら回避手段がありました。つづきます。

つづく

戦車プチ変更 その52017年10月03日

回避手段

ダイヤルゲージをシャフトの反対側、ツマミの隣に移動すれば、専用接続具の邪魔をしません。無事に直角接続ができました。(上写真)

ヨコ微動用に接続した第2のギヤモジュールは その3 のギヤモジュールです。ダイヤルゲージの位置はその3のままでも接続具の邪魔にはなりません。目盛りの読み取りも一応はできます。ただし見にくくはなるので、これもシャフトの反対端に移動します。(下写真)

天文学的確率2017年10月04日

ストップモーション撮影 at Studio FX

諸星大二郎FCは創立40年近い超老舗FC。いまだに月刊で会誌が発行されているのは知る人ぞ知るお話。広報などしてないので新会員なんてめったに入らないのですが、今年たまたま20代の新人さんが参加しました。
その新人さんのお住まいが・・・ なンと!
私が20年近く前まで住んでいたところでした!
住所の 枝番までまったく同じです。天文学的・・・とまではいかなくても、宝くじの1等が当たるより低い確率ではないでしょうか? (どうせなら宝くじをあててくれ)

・・・ただそれだけです。あまりに驚いたのでネタにしてしまいました。

写真は、かつてその住所(フツーの借家です)で行っていたストップモーション実験です。ああ、なつかし写真まで出してしまった。

ワイヤーコアモジュール その42017年10月05日

別規格のパイプ

スリ割り入りパイプは、あまり気合をいれてねじ止めするとつぶれ過ぎてしまい、再利用がきかなくなることがわかりました。そこで別の方法です。

パイプ内部に糸ヒューズを瞬着止めし、パイプをワイヤーコアモジュールの穴にいもねじ止めします。糸ヒューズがへたったら、パイプごとアセトンに浸して瞬着を溶かして分解し、パイプを再利用します。

パイプの、糸ヒューズが突き出す側は内部にテーパーをつけ、ヒューズを折れにくいようにしています。(断面図参照)

パイプ中間にあけたヨコ穴は

 (1)瞬着止めのとき、瞬着を浸透させる空気穴とする
 (2)いもねじの先端を入れて特定のタテ位置にパイプを固定する
 (3)同時にいもねじの先端でパイプの横方向への回転を抑える
 (4)瞬着はがしのとき、アセトンを浸透しやすくする

ためです。

材料はアルミでなく真鍮にしました。瞬着で固定があまいとき、真鍮なら半田づけも効きます。
(アルミだと半田づけできません)

つづく

『GREEN MAN』 by オカダシゲルさん2017年10月06日


オカダシゲルさんの新作『GREEN MAN』が公開されました。

グリーン・マンのアーマチュアは糸ヒューズです。メイキングはこちらです。


本編終盤に登場する女の子には拙作アーマチュアが使用されています。もともと 『TOOL INSECTS THE METAL』 用に納品したものです。考えたらこれも昨日の記事の真鍮パイプと同じ、瞬着組み立て方式でした。アセトンで分解できるので、使いまわしがきくのです。

ついでにこちらもいかがでしょう。過日、某イベントで「日本初!?VRコマドリアニメーション」というのが公開されたそうです。タイムスタンプをみれば、どちらが先だったかは一目瞭然。
誰もいわないので、ここにこっそり書いてしまいます。

3軸微動戦車2017年10月07日

3軸微動戦車

こんなことも出来ますよ、的に写真掲載してた3軸微動戦車に・・・ マジで問合せあり。(◎△◎;)
って驚いててどうする。

作例では超軽量アーマチュアをつけてたんですが、350グラムのパペットでも可能かときかれました。そこで3体のアーマチュアをつけて363グラムにしました。・・・・できてしまいました。(写真参照)
ただし無理くりです。「使えなくは無い」と言う程度。公式には200グラム程度以下を推奨いたします。
(三軸使用に限ってです。単軸では、もっと重いものも支持できます)

ワイヤーコアモジュール その52017年10月08日

いもねじ穴追加

スリ割り入りパイプでは、首と腰の固定を1つのパイプで兼用していました。それでも首と腰の糸ヒューズは個別に交換できました。
新方式では両者がパイプを介して完全に一体化してしまい、交換を同時に行わないといけません。それは無駄なのでパイプを2つにわけます。コアモジュール中心のいもねじ穴も2つに増えました。

つづく

ワイヤーコアモジュール その62017年10月09日

腰部用スピンオフ

先方様にサンプル(今のところ未公開)を送った直後、思い立って設計をアレンジ。より汎用性の高い腰部用ワイヤーコアモジュールをつくりました。いわゆるスピンオフです。

・特定のキャラクターのサイズに合わせる
・尻尾をつけなくてはならない

という制約がないので一回り小さくなってます。四角棒加工で、サイズは10x10x18ミリです。
リグ用の六角棒は6ヶ所に差し込んで固定できます。つまり

右面片寄
左面片寄
腹面右寄・腹面左寄
背面右寄・背面左寄

です。写真では2箇所に固定しています。

腰部用といいつつ、同じものが胸部にも使えます。しかし胸部でリグ固定しないなら、工程数の少ない丸棒加工型を使ったほうが安価です。

つづく

「宇宙戦艦ヤマト」の真実2017年10月10日


豊田有恒 『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』

ヤマト(当時、アステロイド6)の最初のイメージはハインラインの 「メトセラの子ら」 のラストシーンから発想された、なんて話ははじめて知りました。いや何かで読んだかもしれないけど、その時点で私が「メトセラ」を読んでおらず、記憶に残らなかったのかも。
なーんてトリビアもでてくるんですが、内容の半分以上はヤマトのプロデューサー、故・西崎義展への糾弾です。(というかグチ。まあ、予想通りではある)

著者が西崎に第一作でだまされ、それでも第二作に参加してだまされ。それならその辺りでやめておけばよかったものを、なぜ最後近くまでつきあってしまったのだろう・・・ という疑問はまえからありました。やっとわかるのかと思ったら・・・ちょっとはずされた気もします。
西崎本人が鬼籍にはいり「死人に口なし」になる前に書いて欲しかった本です。
その点では円谷英明の 『ウルトラマンがないている』 と同じパターンです。

豊田有恒は作家としては好きで、今、昔の『ダイノサウルス作戦』を読み直してるところです。

あとブチメカって、出渕裕がデザインしたメカだからブチメカっていうんですね。ぶち壊されるのが前提でデザインされるメカのことだと思ってました。ずーっと。これはトリビアじゃなくて、私の無知です。