目安棒のクセつき その12022年01月11日

クセつき

ノギスをモンキーレンチの代わりに使うとどうなるでしょう。構成部品が歪み、動きもガタガタになって使いにくい上に、正確な寸法が測れなくなります。
目安棒も同じです。目安棒はパペットの動作距離をはかるための、ノギスと同じ寸法測定具です。

目安棒をリグの代わりにつかうアニメーターさんがいらっしゃいます。紙のような軽いものならまだしも、重量物を支えてしまう。普通ならそこでアンテナが回転してしまいダメということになるのですが、そこはそれ、ガムテやパーマセルで回転止めするという執拗さ(笑)。
支持力をあげるのに、関節のねじを締めます。ソケットプレートの形状が歪むほど締めてしまいます。ねじをゆるめてもプレートはもとの形状にもどらない。結果、関節の軌道が平面上を動かなくなります。「動きにクセがついた」状態です。

実物をお見せしましょう。

写真左:

 ・リグとして使ったことのない目安棒(茶色いベース)
 ・長い間レンタルしていて帰ってきた目安棒(黒いベース)

を並べます。

写真右一列:

アンテナを前後方向に押します。後方から見た様子です。軌道の曲り具合がわかります。

つづく