二連関節のクセ その2 ― 2024年07月04日
・平角棒Aと平角棒Bを重ねて加工したソケットプレートAとソケットプレートB
・平角棒Cと平角棒Dを重ねて加工したソケットプレートCとソケットプレートD
があったととします。
たとえばソケットプレートAとソケットプレートDを、アールの削りの方向を一致させて組んでも、クセはでてしまいます。ABとCDは別のタイミングで加工されていて、ABとCDの三連穴の位置関係は一致してないからです。
このように、組になったソケットプレートを相互に交換するのはご法度です。
拙作二連関節では、組みのソケットプレートに同じ番号を刻印しています。番号の異なるソケットプレート同士を組むことは、マニュアルで禁止しています。
※手加工でなく、マスプロダクツされた二連ソケットプレートであればその限りではありません。加工が鬼のように正確なので、180度回転して組んでもクセはでません。アーマチュアキットSM-005D(絶版)のソケットプレートは後者でした。アール削りもナンバリングもしてませんでした。