映画『ストップモーション』2024年11月01日



伊藤潤二がレコメンしてる映画『ストップモーション』が来年1月に公開とか。オリジナルは2023年公開なのでDVDが出てないかとAmazonで検索しました。18歳未満じゃないよねと聞いてきたのでハァ? と思いつつポチったら、和製の同名タイトルのえっちなDVDがでてきてしまった。以来Amazonのお勧め欄にそれ系の作品が表示されます。え…閲覧履歴けしとこ。
Amazon.co.uk にはBDもDVDもありました。

短信補足2024年11月09日

新磁石ベースの運用法

10/25の短信の補足。今回の磁石ベースはネオジムの数を変えれば磁力の調整が可能。
ステンものさし(磁性のあるもの。シンワのステン直尺など)上の滑りをよくするため、底は養生テープでカバーします。段差をつけて養生テープを貼ると(わかりやすいように色分けしました)、ステンものさしを軌道として一定方向にスライドできます。
ちなみに上面の角パイプはリグ部品を固定するとともに、スライド時のグリップにもなります。グリップし易い方向に段差テープを貼るのがコツです。
いやー良くできてるなあ…

【トップイメージ解説】2024年11月14日

トップイメージ

本家サイト http://www.modelanimation.com/ トップイメージ解説

8/31の記事の写真の別角度。L方向への変換はこちらのほうが分かりやすいですね。

板ヒンジ再考 その12024年11月15日

軸ヒンジ関節

ヒンジ関節には板ヒンジと軸ヒンジがあります。
板ヒンジは「板で板をはさむもの」、軸ヒンジは「軸(となる丸棒)を把握するもの」です。

私が好んで使うのは軸ヒンジです。動きにアソビがなく、保持力が強力です。写真のようなつま先関節の定番です。圧力調整は足裏のねじでおこないます。

つづく

板ヒンジ再考 その22024年11月16日

板ヒンジ雛形

軸ヒンジのつま先関節では前述のように調整ねじは足裏になります。それを足側面のねじでやりたいという方がいらっしゃいました。軸ヒンジの足裏では、アニメート中に関節がゆるんだ時ねじが締められないではないか、ということらしい。

側面ねじを使うなら板ヒンジです。ところが板ヒンジには

①屈折角度により保持力が変わる
②屈折動作で締めねじが緩む
③構造上、動きにアソビが出る

という欠点があります。つま先関節に使う場合、

(1)②が起こるから側面ねじ対応の板ヒンジが必要
(2)側面ねじ対応の板ヒンジだから②が起こる

の無限ループです。

ちなみに軸ヒンジのつま先関節なら急に緩んで圧力調整が必要になることはないです。
(あるとすれば故障したときだけです)

といいつつ、先方様のご希望ですし、良い機会と板ヒンジを再考しました。すくなくとも②の欠点は消し、
「側面ねじはあるけどアニメート中の調整はしなくて済んだ」
というのを理想とします。

写真は最初につくったヒナ形です。①をワッシャで、②を内部パイプ(写真ではみえません)で回避してます。

つづく

板ヒンジ再考 その32024年11月17日

Wボールヒンジ

いきなりですがこれは板ヒンジではありません。以前から構想してた「Wボールヒンジ」です。板ヒンジと同じく、側面ねじで圧力調整ができます。2つのステン球はただ挟んだだけです。
①~③の問題は一挙解決! …なんですが、ボールに挟まれたシャフト部品が軸方向にやや回転してしまうのでありました。これは作ってみないとわかりませんでした。却下~。

つづく

板ヒンジ再考 その42024年11月18日

板ボールヒンジ

Wボールヒンジの一方のボールを、シルクハット型の部品(『凸』の字の回転体)に替えてみました。左半分は板ヒンジです。「板ボールヒンジ」とでも。
シャフト部品の軸回転はなくなり、①~③を起こさずに普通に動きます。ただし、保持力は小さいです。

つづく

板ヒンジ再考 その52024年11月19日

板ボールヒンジⅡ
「板ボールヒンジⅡ」。ヒンジと締めねじの回転軸をいっしょにしました。貫通穴をあけたボールがワッシャにもなってます。保持力があがりました。

つづく

板ヒンジ再考 その62024年11月20日

ボールヒンジ

「ボールヒンジ」。Wボールヒンジに対して、「シングルボールヒンジ」とも。 Bプレートにボールシートとねじ穴を共存させると、ねじ部の厚みが薄くなりねじが馬鹿になりやすいです。Bプレートはボールシート専用にして、ねじ部分はカーブナットで補います。
もっともよい結果が得られましたが、横の厚みが大きいのが玉に瑕。

カーブナット2024年11月21日

カーブナット

カーブナットは『ジャンクヘッド』の初期研究で、極細の板ヒンジ関節用に考案した部品です。2径丸棒を縦切りしてできる2枚の0.75厚のヒンジ板の一方にねじを切っても、ねじ山はすぐにバカになります。ねじは切らず貫通穴にして、カーブナットでねじ部を後付けします。カーブナットの片面には丸棒のアールに沿ったカーブがつけてあり、ねじを締めると丸棒にはりつきます。

他に似たようなものはない様です。命名はカーブワッシャからの連想で。