ブレイクスルー《あけましておめでとう計画・編》2012年01月01日

Happy New Year
極小関節に適した用途といえば、そりゃあ指関節。
手首から先を作ると、片手分の関節数は15個前後になります。これはほぼ、人体アーマチュア一体分の関節数に匹敵します。コスト的に、業務用の発注はなさそうです。使うとしたら、コストが無視できる自主制作だけでしょう。

今回の試作もスキルアップ用に作るだけで、写真を撮ったあとは、構成部品をストック用としてばらします。そのため主要部は、あとから分解しやすいよう、瞬間接着剤でつないでいます。

2ミリ球の指関節の大部分は一連です。小指の第一・第二関節だけは一連では収まらないので、二連になっています。
手首は、単体の6.35ミリ球を中心に4方向可動の、新開発「ユニバーサルボールジョイント」です。動作角度は本物の手首と同じ程度確保しています。

爪があって珠を握っているのは、干支にあわせ、竜の掌という設定にしたためです。
もともとは、この掌(と、指のある足)4つと、きちんとした頭も尻尾もついた、竜のアーマチュアを構想していたのです。それが諸事情により、大幅にグレードダウンしたワケです。これがほんとの(自粛)

なにはともあれ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

なお「あけましておめでとう計画」というのは、(いうまでもなく)故・野田昌宏氏の著作からの引用です。