【トップイメージ解説】 ― 2024年02月09日
本家サイト http://www.modelanimation.com/ トップイメージ解説
フィルム時代から使いこなしている人を除き、今では滅多に使われない3点吊り具。極細のタングステン線で吊ると、後処理なしで一発撮りできます。ただし、慣れてないと撮影には異様に時間がかかります。
それでも特殊用途で使いたいという方が現れました。今回は最新の吊り具の下部に3点具をとりつけました。
【トップイメージ解説】 ― 2024年02月18日
本家サイト http://www.modelanimation.com/ トップイメージ解説
軽量物用の軸回転リグです。横移動する小型ギヤモジュールにとりつけてます。
黒ツマミで1ミリ径のステン線を回します。下方はシリコーンチューブを介し0.3ミリピアノ線に変換してます。
1ミリ径のステン線は、同径のピアノ線で代用できません。ステンばね線の断面は真円ですが、ピアノ線の断面は楕円です。なので軸回転時にブレーキがかかってしまいます。
また0.3ミリ径ピアノ線も0.3ミリ径ステン線にはできません。ステン線はその径になると容易に曲がります。ピアノ線のような一直線を保つのが難しいです。
ArmaBenders 2 テストムービー ― 2024年02月19日
Michael Prescott によるアーマチュアキットArmaBenders 2のレビューについては以前書いた気がしますが。
https://buildingastopmotionmodel.blogspot.com/2018/10/testing-four-armature-kits.html
YouTubeにテストムービーがあったので引用しておきます。
ポートランドのパクさん ― 2024年02月20日
うーむ、どこかで見たような動きなんですけど。
https://www.facebook.com/armaturepuppet/videos/1182505978930075
Jody Meredith さんのサンプルムービーをリファレンスにした、と堂々と書いてるだけましかと。
オリジナルは下参照。動きのキレがちがいます。
https://www.facebook.com/armaturepuppet/videos/1182505978930075
Jody Meredith さんのサンプルムービーをリファレンスにした、と堂々と書いてるだけましかと。
オリジナルは下参照。動きのキレがちがいます。
勉強代 ― 2024年02月28日
加工硬化の話 その1 ― 2024年02月29日
SUS440C球と、SUS304ソケットプレートを組んだステン関節 では、SUS440C球を鋼球の場合と同じ温度で焼きなますと、ソケットの穴べりがボールを傷つけて、動きが不連続になります。
これはソケットプレート穿孔時におこる加工硬化のせいです。加工硬化とは、加工のストレスで金属材料が硬化する現象です。ストレスのかかりかたは不規則です。加工のたび、異なる円周位置と硬度を、モザイク状に持つ穴べりができます。
図は左からAプレート、ボール、Bプレートです。各プレートはボールと接する面を上向きにしてます。Bプレート中心には通常はねじ穴がありますが、私はナットの半田づけでねじ穴をつくるので、Aと同じサイズの貫通穴となっています。
AB両プレートのソケット穴べりの、円周の一部が硬化しています(青でなくマゼンタになってます)。A・Bプレートは重ねて穿孔するので、硬化位置は鏡像になります。金太郎飴の切断面の金太郎の顔が、鏡像になるのと同じです。
プレート中心の貫通穴にも加工硬化があります。ここは関節の動きには影響しません。
穴べりのマゼンタ部分は、硬さの関係が
ボール < ソケット
になります。ソケットがボールにキズをつけます。
つづく