スチールウール棒2024年05月14日

本体/巻き付け/研摩

綿棒の、綿の部分がスチールウールになった「スチールウール棒」があれば便利だよね。やっぱ使い捨てで、安価で。市販品ないかな~。ありませんでした。しょうがない。自作しました。

早い話が、スチールウールを巻きつけた棒です。末端のスリットと側面のねじ山が、スチールウールのくいつきを良くします。

スチールウールはスチールウールたわしからちぎってきます。百均のスチールウールたわしは9個いり。200回は使えます。コスパよし。

写真では、電ドラに装着したスチールウール棒でソケットプレートのボールシートの内面を磨いてます。ソケットプレートは各サイズあります。スチールウールの巻き付け量をかえれば、複数の径に対応できます。

【トップイメージ解説】2024年04月24日

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強力カタツムリ。二連関節はカタツムリ用としては最大の9.525径です。ニードルとのバランスが悪い気もしますが、先方のご要望とあれば。

ニードル長は可変です。ナナメ方向に虫ピンを刺すと、ヌケが防止できます。
ニードルを大触角、虫ピンを小触角と考えると、ますますカタツムリに似てきました。

【トップイメージ解説】2024年04月16日

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ニードル長可変の先端ニードル。

簡易リグ接続2024年04月09日

簡易リグ接続

10年前納品したセミカスタム・アーマチュアにリグがつけられないか聞かれました。セミカスタム・アーマチュアは、部品の一部にアーマチュアキットの部品を流用したアーマチュアです。

腰のブロックは半田づけで一体化してるので、 先日の後付け部品 はつけられません。回避手段として、腰のソケットプレート(Bプレート)を特殊部品に差替える方法を思いつきました。差し替えが一瞬で終わるのも利点です。

※写真は納品したセミカスタム・アーマチュアではありません。この腰ブロックは一体化してません。

【トップイメージ解説】2024年04月08日

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腰の二連関節の、ソケットプレートの片方(Bプレート)に角パイプを半田づけするだけで、簡易的にリギング!

加工硬化の話 その42024年04月03日

加工硬化 3

今度は加工硬化をリセットします。「応力除去焼きなまし」と呼ばれるものです。穴べりをすべて青(加工硬化なし)に戻します。硬度の偏りで起こる、動きのクセがなくなるはずです。

処理温度は、とりあえず最高に効果がありそうな1050度超を目指します。これは「応力除去焼きなまし」とセットで語られることの多い「固溶化処理」(覚えなくていいです)の処理温度でもあります。
1050度超は 以前改造したアナログ式電気炉 を使えば達成できる温度ですが、今回はもっと簡易な方法を試します。
ボールが接触してこすれるのは穴べりだけですから、穴べりの表層部分だけが焼きなまされればいいはずです。加熱時間も短時間ですみます。
ガスバーナーの炎は1200度超、余裕の1050度超です。ガスバーナーでソケットプレートを熱し、一定時間保ちます。温度は色をたよりに把握します。

12.7径二連関節で試すと、設定温度に到達後30秒の加熱でOKになりました。
同じ秒数で9.525径二連を処理すると、処理した10個すべてがOKになりました。

サーフィスゲージ風目安棒2024年03月30日

サーフィスゲージ風目安棒

ありもの部品で組んだ、サーフィスゲージ風目安棒です。オモリがのったベースはカメラフレーム外に置きっぱにしておき、上部ロッドを傾けて目安します。シャッター時は上部ロッドをフレーム外によけます。通常の目安棒でおこなわれる、ベース移動の時間が節約できます。

上部ロッドの根元関節はリン青銅ヒンジです。ボール&ソケットのような横ブレがなく、この用途には最適です。微妙な動きができるよう、熱処理で動きをさらにスムースにしてます。

某人体アーマチュア2024年03月30日

某有名サイトの、レディメイドの人体アーマチュアを入手しました。二連関節にクセがないなど部品の加工精度はよいものの、材料の組み合わせが最悪でした。黄銅ソケットでニッケルめっき球を挟むのは禁じ手です(それをいったら鋼球もステン球もです)。動きがスムースなのはねじを軽く締めたときだけ。ちょい締めすると動きが不連続になります。動きの悪さはAmazonで売ってる中国製の安物と変わりません。なら最初からあちらを買えばいい。

過去にレディメイドで感心したのは、セマフォルぐらいかなあ。もう売ってないようです。

【トップイメージ解説】2024年03月20日

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今もサウジアラビアのどこかで使われてる(はずの)、目安棒の取説より。関節に負荷をかける持ち方はダメってことです。

いもねじ固定ボール&シャフト その42024年03月13日

半田づけによる固定強化

半田づけでは図のようにシャフトをやや傾けて、いもねじ穴の入口から半田が漏れるのをふせぎます。分解するときは、半田吸い取り線をうまくつかいます。

接着剤は、瞬間接着剤がお勧めです。アセトンに数時間つけるだけで分解できるから、運用がしやすいです。ただし、熱に弱いため、フォームラバーのガワをアーマチュア・イン・モールドで加熱するときには使えません。

ほかに、二液型のエポキシ系の接着剤も使えます。粘りがあるので注ぎこむのではなく、シャフトにべっちゃりつけてボールに入れ、いもねじ止めします。外に漏れたものはウェスで拭きとります。瞬着より熱に強いです。アーマチュア・イン・モールドもOKです。