180度屈折一連 その3 ― 2026年03月11日
パペットBOXの連続投稿つづく。本DIARYより濃い・・・
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こちらは小ネタで。 その2 の補足です。
残念ながら分解写真は撮らなかったのですが、膝関節の構造はこうなってます。
スペーサーとなる角パイプは、ソケットプレートを傾けるのと同じ角度で斜め切りしてます。ソケットプレートからボールに加わる圧力が均等になり、動きにクセがつきません。
つづく
首のワイヤー交換 その3 ― 2026年03月12日
糸ヒューズにパイプのカバーを半田づけせず、糸ヒューズそのものを止める方法です。
糸ヒューズを直にねじ止めするとつぶれるのなら、領域で固定すればいいワケで。縦割りしたサヤの中に糸ヒューズをはさんで、サヤのほうをねじで締めます。
糸ヒューズの断面はUFO型(土星型?)になります。圧力で盛り上がった部分はサヤの間に潜り込んで、回転止めにもなります。
糸ヒューズを止めるのはサヤの片側だけです。反対側にはスペーサーとして黄銅丸棒を半田付けしています。
つづく
首のワイヤー交換 その4 ― 2026年03月13日
その3の仕様は、普通はそこまでしないだろうという極端な状況にして、糸ヒューズをグリグリ動かすと、回転止めの盛り上がりさえ削れて、やはり空回りするようになります。
そこでサヤの片側を、半円のくぼみでなく平面にしました。糸ヒューズは平面に押された部分がDカットのようになり、回転止めとなります。
(このDは、カットされてできたDでないので、DカットならぬDつぶしです)
これなら過酷な使用状況でも空回りは起きません。
その3の黄銅丸棒のスペーサーは、いもねじにかえています。丸棒とちがいスキマの間隔が変えられます。糸ヒューズがDつぶれしたとき、どんな高さになっても対応できます。
つづく
釣り落とした魚 ― 2026年03月14日
レオン・リー監督が次回作のストップモーション短編のために、アーマチュアをさがしてました。新作映画のキャンペーンで来日したさい、工房を訪ねたいとの打診がありました。しかしウチのしょぼい作業場(物置きの一角)は見せられません(苦笑)。サンプル持参でお会いすることはできる、と返信しました。対する返信はありませんでした。
数年後、件の作品が完成していたことを知りました。アーマチュア制作はメリック・"ジャック・スケリントン"・チェイニーでした。あ”~。
もう二度とあんな話は来ないと思います。
首のワイヤー交換 その5 ― 2026年03月15日
チェブネット ― 2026年03月16日
ロシア国内の海外から切り離されたインターネットをチェブネットと呼ぶんだって。名称はあのチェブラーシカ由来だそう。かわいいキャラでオブラート? ピカチュネットみたいな? おそロシア。
縦・横スリットで固定強化 ― 2026年03月16日
手首固定なら 横スリットだけで用が足りた けど、さすがに上腕途中の固定では固定力を強化したいところ。…ということで縦スリットを併用します。縦スリットは旋盤がないと入れられません。カスタムアーマチュア限定です。
リギングのコツ ― 2026年03月17日
なるほど。オカダさんから
「リグのボールは、パペットからほんの少し飛び出す位置」
と指定された意味が分かりました。あの方向と位置で二連関節を配置すると、カメラから見えるのは常にロッド(突き出し)だけになりますね。
今まで他のアニメーター様からそういう要望を出されたことはなかったです。勉強になります。
https://x.com/puppet_box/status/2031365009943703668
https://x.com/puppet_box/status/2032956951152439758
指ワイヤー検討 その1 ― 2026年03月18日
以前ここに載せた指ワイヤーの作り方。再現したら失敗率が高いことがわかりました。
よじった2本のすずメッキ線(0.65径)を手首部分にすると、半田作業ですずメッキ線の間に半田が浸透しやすいです。曲げにくい固さになり、破損する頻度も高くなります。(写真左)
手首をすずメッキ線1本にすると、手首としては弱いです。5本の指と同じ固さになるわけですから。(写真中央)
ちょっと太い銅の一本線(0.8径)にすれば、手首用としては丁度良い固さになります。ただし写真中央と同じ作り方をすると、親指が手首と同じ径となります。5本の指のなかで親指だけが曲げにくくなります。(写真右)
つづく







