高温電気炉 その1 ― 2020年06月25日
1000度超の高温電気炉が必要になりました。専用炉はン十万円~で、「ちょっと試しに使ってみる」には躊躇する値段です。中古もお高いです。
低価格帯の電気炉は定格の最高温度が1000度です。特にデジタル表示の電気炉はリミッターが厳格で、これを超えることはできません。一方、同じ低価格帯でもアナログ表示の電気炉は、定格1000度といいつつ温度計の温度表示は1200度くらいまであります。自分で加減して定格の1000度以下で使えってことでしょう。ここがつけいる隙(?)です。
シロタのアナログ表示電気炉「プチ」を中古で買いました。なぜか電流計が後付けされてました。
つづく
高温電気炉 その2 ― 2020年06月26日
リミッターがかからない(制御が甘い)という理由でアナログ表示電気炉を買ったわけです。しかし使用時は厳密な温度管理をしないと、やったことが後から再現できません。結局デジタル表示にすることになります。
デジタル表示のサーモスタット を買いました。中国製(一部台湾製)で二千円ちょい。取説の中国語/英語はわからんけどネットの参考動画に助けられ何とかなりました。
センサープローブは Amazon が同時購入を推奨してた製品 は接続するとエラーになりました。返品して 別のセンサープローブ を購入しました。
サーモスタット+センサープローブで三千円弱。安い。電源制御せずに単体の高温温度計としても使えるし。
つづく
高温電気炉 その3 ― 2020年06月27日
電気炉の扉の真ん中に空いた覗き窓には、購入時より透明板(雲母板)がありませんでした。調べたら欠損ではなく仕様でした。もとから単なる覗き穴ででした。最低価格帯の電気炉ですし。
却ってこれが幸い。この覗き穴に昔つくったボール穴あけ用治具がはまりました。あつらえたようなぴったりサイズで、扉の前後から固定できるのも偶然です。治具の中心穴(本来はボール穴あけ用のドリルビットが通るところです)にはセンサープローブが挿せます。労せずしてシステムが完成しました。
つづく